お部屋の整理や故人の持ち物を整理している時に、金やプラチナ製品が出てくることがあるかもしれません。
金・プラチナ製品はたとえ壊れていたり、デザインが古いものであっても、地金の価値は変わりません。そのため、ご自身にとっては不要なものであっても、専門店に売却依頼をすれば、かなりいいお金になることが予想されます。
今回は、金やプラチナの買取を依頼すると手数料がかかるのか?という疑問についてお答えします。
金やプラチナの買取を依頼すると手数料はかかるのか?
金プラチナの買取には手数料がかかるのか?
金やプラチナのような貴金属の買取の際に、業者によって、手数料を取る業者と取らない業者がいます。一見、手数料を取らない買取業者の方が良心的で、売る側にとって得なような気もしますが、実際はどうなのでしょうか。また、手数料とは、何のための手数料なのでしょうか。
特に少ない量で金プラチナを買い取ってもらう際には、手数料がかかることがあります。多くの場合、この手数料は、買い取った金プラチナをそのまま販売せず、再度精錬し形成しなおすため、その作業の際にかかったり、その作業によって目減りする分の金額だと説明されます。
確かに金プラチナの買取だけでなく、販売も名が知れていて自社工場で精錬や形成のしなおしをしているような業者であれば、この説明も納得できるものです。
精錬をしなおし、本当の価値を自分のところで確認したうえで、再度販売するというのは、良心的な商売方法ですし、信頼のおける業者であると言えるでしょう。
しかし、実際に説明通りの作業にお金をかけている買取業者はそれほど多くはありません。実際は、自分たちも大手買取業者に買取をしてもらう場合がほとんどです。ですからそのような業者の場合、手数料は慣習的に取られている必要のないお金だと言えます。
では、手数料のない買取業者で買取をしてもらうのが良いのでしょうか。無条件にそうだとは言い切れません。手数料がない買取業者でも、見積料や査定料と称して手数料を取る業者も少なくありません。また、手数料を取らない代わりに、買取価格が安くなってしまう仕組みになっているような業者もあります。
ですから、手数料という言葉だけにごまかされずに実際の買取価格をきちんと把握して、実際に手に入る金額が少しでも多い買取業者を選ぶようにしましょう。
また、お店のHPなどに金プラチナの買取価格として出されている金額には、500g以上などの条件があることがありますから、その点もきちんと確認するようにしましょう。
24金・1000ptの相場を提示するのはよくある手口
金プラチナは相場があるものだと言いますが、それでも買取業者によってその価格は大きな差が出てきます。悪質な業者もいるので、無知のまま買取をしてもらうと、そのような悪徳業者の思うつぼになってしまうこともありえます。
本物を偽物と言われて安く買いたたかれてしまったり、実際の相場よりはるかに低い価格で買取をされてしまったりするという事例も少なくありません。そのようなことにならないために、事前に買取価格を確認してから買取業者に持っていくのは良いことです。
しかし、その際にも注意すべき点があります。よくある手口として、買取相場を提示していかにも他より高く買取をしてくれるように見せかけて、実際は安い価格でしか買ってくれない業者もいるのです。
高価買取を売りにしていて実際はそうでない業者に多いのが、最も高い純度の買取価格を相場として大々的に提示しているという手口です。
例えば、多くのアクセサリーで使われている貴金属は純金や純プラチナでないものが少なくありません、K18や、Pt900などが一般的です。指輪などで使われているのはPt900が多かったりします。しかし、このような業者は、買取相場として、K24やPt1000をあたかもK18やPt900の買取価格かのように提示していることがあります。
このような事情をよく知らないと、業者側の呼び込みのための提示価格の意図に気づかないで、高く買取をしてくれる業者だと信頼してしまうことがあります。
そして、実際にアクセサリーなどの金プラチナを持ち込んでみると、純度が低いなどと何かと理由をつけて、結局は断れないまま適正価格より安く買いたたかれてしまう事になります。
このような手口に引っかからないためには、注のように小さな文字で書かれていることにも注意したり、実際に現物を持っていく前に自分の持っている純度のものの実際の買取価格を確認するのが良いでしょう。
そして、大体の相場を調べておくなら、買いたたかれずにすむでしょう。
高い買取価格をわざと表示しておくのもよくある手口
金プラチナの買取業者は数多くあります。街中を歩けば、特に駅前などでは「高価買取」と宣伝をしているような貴金属の買取業者を簡単に何件も見つけることができるかもしれません。
しかし、残念ながら、そのような貴金属買取を行っている業者がすべて信頼できて、適正な価格で買取をしてくれるわけではありません。
残念ながら、売る側が十分な知識がないのを良いことに、本来の価格よりも非常に安い買取価格で買い取って、自分たちが得をしようとするような事例も多くみられます。ですから、そのような悪質な業者の手口を知っておきましょう。
そのような悪質な買取業者のよくある手口の一つは、高い買取価格を一般的な買取価格のように、大々的に表示するというものです。
しかし、実際に、貴金属をそのような業者に持って行くと、査定で出される買取価格は、事前に表示されていた高価買取価格とは比べものにならない安い価格だったりするのです。なぜこのようなことが起こるのでしょうか。
多くの場合このような買取業者は、少しでも多くの人に自分のところに貴金属を持ち込んでもらいたいと思っています。そのために、高価買取価格を前面に出して宣伝します。
しかし、実際はこの高い買取価格はまとめて売る場合の価格で「500gならこの値段なのですが」などと言われたりすることがあります。インゴットなどを持っている人なら良いかもしれませんが、アクセサリーなどの場合には、そんな重さになる訳がありません。
また、金プラチナの価格は変動するものですが、高い時期の価格をずっと表示していたリ、キャンペーン価格を表示していたりする場合もあるのです。
しかし、実際に持って行ってしまってこのような様々な理由を言われてしまうと、慣れていなければ、そういうものかと思って断れずに結局は安い価格で買いたたかれてしまったりするのです。
このようなことにならないためにおすすめなのは、事前にHPで1g単位で当日の買取価格表などを公開している業者の価格をいくつか確認し、適正な範囲の価格相場を知っておくことです。
表示通りの相場で買取するフリーチケット
山ほどある貴金属の買取業者の中には、買取価格を表示していても実際には表示価格よりもずっと安い価格、もはや適正でない価格で買いたたくような業者も少なくありません。
しかし、フリーチケットは金プラチナのその日の相場に沿った買取相場を表示しており、実際の買取もその表示価格から計算します。
K24やK18、Pt1000やPt900といった純度の高いものだけでなく、K14、Pt650までの買取相場が細かく純度ごとに表示されているのも大きなポイントだと言えるでしょう。
査定自体は無料で行いますから、もし実際に提示された買取価格が気に入らなくても、リスクなく他の業者を探すこともできる点も良心的と言えるかもしれません。